京都大学ハイデルベルク大学国際連携文化越境専攻(Joint Degree Master of Arts Program in Transcultural Studies、以下JDTS)のウェブサイトへようこそ。

本専攻は2017年10月に開設された、ドイツのハイデルベルク大学トランスカルチュラル・スタディーズ・センター(Heidelberg Centre for Transcultural Studies)との国際共同学位(ジョイント・ディグリー)プログラムです。JDTSは、人文社会系において日本初となるジョイント・ディグリーです。

本サイトでは、京都大学文学研究科でこの英語で開講されるプログラムの内容とその申請手順についてご案内いたします(案内は英語のみ(参照用日本語訳はこちら)、次回入学期間は2023年春学期です)。

文化越境研究では、「文化」を単一の民族、単一の言語、国境で区切られた空間の中に押しこめるのでなく、さまざまな人々の活動、さまざまな概念、さまざまな制度が互いに接触し関係性を結ぶことにより、形を変え、縺(もつ)れあうことで「文化」は構成されていると考えます。このような考え方に基づき、本専攻では、人文社会学における幅広い学問分野を背景に、さまざまな研究手法と理論を学生に学んでもらうことを目標とします。

JDTSでは、京都大学・ハイデルベルク大学の緊密な連携の下で、原則として英語で授業が行われます。学生はまず「文化越境」研究の基礎理論を学び、その後「知識・信念・宗教 Knowledge, Belief and Religion」「社会・経済・統治 Society, Economy and Governance」「視覚・メディア・物質文化 Visual, Media and Material Culture」の三分野のうちから一つのフォーカスを選びます。本専攻の全ての学生は、京都大学・ハイデルベルク大学の二重学籍を得ることができ、日本・ドイツにそれぞれ一年間在学しながら、修了所要単位30単位のうち、京都大学で15~20単位、ハイデルベルク大学で10~15単位を修得します。両大学の教員による共同指導を受けながら、英語で修士論文を作成します。

京都大学文学研究科とハイデルベルク大学がそれぞれの強みを活かし、アジアとヨーロッパにまたがる大学院教育を共同で行うことにより、人文社会系の横断的研究能力と外国語による発信能力を兼ね備え、グローバルな知の場で活躍できる人材の育成をめざします。

プログラム概要

入学定員:10名(うち京都大学に出願し入学手続きを行う者は5名)
出願資格:人文社会系の学士号(取得見込を含む)を持ち、京都大学大学院文学研究科修士課程の通常の出願資格を満たす者。
修業年限:2年(京都大学に2学期間、ハイデルベルク大学に2学期間在学する。)
学位:修士(文学)
選抜試験実施方法:文学研究科において入学手続きを行う場合は、志望理由書(研究計画を含む)・論文等のサンプル・外国語能力証明書・大学卒業証明書および成績証明書・推薦書にもとづいた一次選考、面接による二次選考に合格した者から、本研究科およびハイデルベルク大学トランス・カルチュラル・スタディーズセンターが連携し、総合的に評価して判定を行う。詳しくは申請案内をご覧ください(英語のみ)。
進学説明会:2024年度の進学説明会情報:
7月19日(金)12時からと17時からの2回の予定
説明会はオンラインで行い、2回とも同じ内容です。
進学説明会では、専攻の紹介、⼊試について説明します。
学年、学部を問わず、どなたでも参加できます。
京都大学とハイデルベルク大学
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