Teacher: Hiroshi ASHIDA
Course Code: JK10001
私たちはみな、衣服を身に着けて社会生活を送っている。しばしば「ファッションに興味がない」と主張する人がいるが、そのような人であっても衣服なしで生活できるわけではない。
つまり、関心があろうとなかろうと、ファッションは私たちにとって必要不可欠なものなのである。なぜ私たちはファッションを必要とするのか。この授業では、ファッションにまつわる様々なトピックを論じることで、ファッションについて考えると同時に、ファッションを通して人間や社会について考えることを目的とする。
Course Information
Module: Focus 1 – Foundations
CATS Requirements: BA 2nd year or above
Day/Period: Wed/4
Location: Lec. 6
Credits: 2
①イントロダクション:ファッションの定義
②ファッションと社会①:流行のメカニズム
③ファッションと社会②:消費の諸様態
④ファッションとコミュニケーション:ファッションのもつ意味
⑤ファッションとアイデンティティ:インターフェイスとしてのファッション
⑥ファッションと倫理:他者を傷つけずにファッションを楽しむことは可能か
⑦ファッションと美:外見を気にするのは軽薄なのか
⑧ファッションと身体:衣服は第二の皮膚なのか
⑨ファッションとジェンダー:ファッションを通じて作られる「女らしさ/男らしさ」
⑩ファッションとメディア:イメージの生成と伝播
⑪ファッションと産業:ファッションは文化かビジネスか
⑫ファッションと環境:サステナブルファッションの展開
⑬ファッションとデザイン:ファッションデザイナーはなにをデザインしているのか
⑭ファッションとアート:美術家はファッションをどのように捉えてきたか
⑮フィードバック
※授業の進行具合によって各回の順番や内容が変わる可能性があります。
Course Goals
・ファッション論の基本的事項を理解する。
・社会におけるさまざまな事象や行為をファッションの観点から考察できるようになる。
Course Schedule and Evaluation
講義への参加度:60%(毎回のコメントシートによって評価します)
レポート:40%