メディアとジェンダー・セクシュアリティ

Course Type: Lecture
Study Focus: VMC
Term: Spring

Teacher: HORI Akiko

Course Code: JK11008

私たちを取り巻くメディアは、様々な形でジェンダーやセクシュアリティと深く関わっている。メディアは社会で共有されている価値観を映し出すだけでなく、その再生産と創造を行っているからだ。



本講義では、インターネットやCM、マンガ、映画、ドラマといった身近なメディアをジェン
ダーやセクシュアリティの視点から見ることによって、それらが私たちにどのような影響を与えているのかを考える。さらに日本のポップカルチャーが国境を超えて世界中で受容され、そして、現地化された文化がふたたび日本で受容される現象についても議論し、国際的な作品・メディア・ファンのインタラクションについて検討する。


Course Information

Module: Focus 1 – Foundations
CATS Requirements: BA 2nd year or above

Day/Period: Tue/ 3
Location: Lec. 3
Credits: 2

基本的には以下の授業計画に基づいて講義を進める。ただし講義の進みぐあいや、受講者の理解の状況に応じて変更する場合がある。
フィードバックは、毎回の授業開始時に前回の授業に対するコメントを匿名で紹介する形で行う。
第1回 性にかかわる概念①ジェンダーと性差
第2回 性にかかわる概念②セクシュアリティ
第3回 マイノリティとポリティカル・コレクトネス
第4回 CMとジェンダー
第5回 メディアとジェンダー平等関連政策
第6回 女性表象と性的表現
第7回 マンガ雑誌とジェンダー
第8回 マンガに描かれる性的マイノリティ
第9回 映画と女性表象
第10回 映画とセクシュアリティ(ヘイズ・コード)
第11回 LGBTQ運動とメディア
第12回 性的マイノリティとTVドラマの変遷
第13回 BLとジェンダー・セクシュアリティ
第14回 BLの越境とファンダム
第15回 全体の振り返りとフィードバック


Course Goals

①情報に接する際に必要となるメディアリテラシーを養い、②メディアによるジェンダーやセクシュアリティの構築性を理解し、③メディアから社会にある問題や課題を読み解いてクリティカルな考察ができるようになる。

Course Schedule and Evaluation

For a detailed course schedule, please visit KULASIS.

・平常点30%(各回のコメントペーパー)
・レポート70%(レポートの評価基準は、授業内容を踏まえていることを基準として、到達目標の達成度に基づき評価する)
・100 点満点、60 点以上で合格。
・4回以上授業を欠席した場合には、単位を認めない。